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Fixed: 2023.06.05GRAPHIC,LOGO
GRAPHIC,LOGO
The pre-set interior direction guided my approach, finding graphic cues in the space. Carrying the spatial context, it merges "being there but not quite," blending presence with a natural impression. The logo type draws from delicate high chairs, symbolizing a "place" where people and art converge. Balancing delicacy and distinct "elements," alongside whitespace, in both design and graphics, would be truly gratifying.
Yuvanは、渋谷神泉に所在するアートギャラリー。夜はBarを営業し、オーナー目利きのアートを嗜みながら、空間に溶けるような時間が体験できる。
今回のグラフィックでは、空間内装(AHMA 濱谷氏)のディレクションが事前に決定されていたので、そこに沿うようにアプローチを探し、空間の中にグラフィックのヒントを見出した。空間のアプローチで特筆すべきは、カチオン樹脂のコテで仕上げた大きなバーカウンターと、オブジェクトの様に佇む丸いテーブル。コテで職人が手作業で仕上げたその無作為の様相は正にアートと言えるようなクラフトマンシップに満ちた意匠である。グラフィックにおいても、そのカチオン塗装を準え、透明箔押しで紙と箔の表情の違いを利用し、カチオン仕上げのような模様を施した。空間の文脈を引き継いで、「そこに在る様でない」、存在感と自然発生的な印象を両立させたのでアルシンド。
ロゴタイプにおいても、内装に置かれた華奢なハイチェアからヒントを得て、同じ骨格を表現したエレメントを使用している。文字を掛け合わせたのは、「そこに在る様でない」表現と、人と人が出会い、人とアートが掛け合わさる「場」としての特性を表現している所以である。洗練された繊細さと、特別な「モノ」が点在し、視る余白が同居するディレクションが空間とグラフィックにおいて伝われば光栄でございます。