Tyle

広島の建築設計事務所「小松隼人建築事務所」のグラフィック、ウェブデザイン、全体のアートディレクションを担当。
建築としてスケールが大きいプロジェクトを多々手掛けられる小松隼人建築事務所は、専門的な知性や合理性を伴う意匠性と実用性のバランスの取れた真摯な建築と、信頼感のある人柄や組織としての至誠的な性質を基に、建築にひたむきに向き合う。これらの信頼感、安定感の上に成り立つ質の高い建築を提供する人格を素直で、実直な存在に感じられるディレクションとした。
グラフィックにおいては、先方から出てきた「枠や箱を意識しないような境界に介在する建築、それら境界を溶かす存在」という言葉をキーワードに、黒と白の間を介在する「グレー」のカラースキームを起点に展開。
知性を感じ、ニュートラルで親しみやすい印象をもつGrotesk系の書体を基本に、各接点の境界が溶けるようなディテールを施したエレメントを制作したタイプフェイス、今後の展望を表す末広く広がるシンボルは、HKの中に「A - Architecture」を表現。印刷物においては、採石場の砕石を実際にまぶすという特徴的な工程を施した用紙「グムンドセメント」、ガンメタリックの金属の質感の伴うマテリアルなど、建築的な視線でこだわった加工や用紙を使用した。

Hayato Komatsu Architects

• Type of work. Art Direction / Branding
  Logo,Symbol / Graphic
  Web Design
  
  
• Client Hayato Komatsu Architects
  
  
• Art Direction & Design. Issei Nomura / Tyle
  
  
• Date completed 2023.05.31
• Web Develop. Atsuhisa Shimazawa